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「希子ちゃんおはよう」
朝、教室にたどり着く前に
たまたま廊下で希子ちゃんに会った。
「Aちゃんおはよ！！！」
「…なんかテンション高い？」
「Aちゃんの隣の席、空いてるでしょ？」
あぁ、確かに。
廊下に沿った列の1番後ろの席が
私の隣だけど、空いてた。
「そこの席の高橋くんが来たの！！
3ヶ月ぶりくらいだよ！！」
「へぇ〜」
「ほら、行こ行こ！！」
希子ちゃん…引っ張る力が強い…
痛い…
高橋くんって誰なんだろ
希子ちゃんがこんな興奮するほどカッコ良いのかな
ーーーーーー
ーーーーーー
「……って、恭平くんの事か。」
「おはよーす！」
そういえばこの人の名字が高橋なのを
忘れてた。
「え！高橋くんとAちゃんって知り合いだったんだ！」
「知り合いもなにも、添い寝し…「顔見知りなだけだよ！！」」
「そうだったんだ〜」
なに爆弾発言しようとしてんだこいつは。
恭平くんの耳に口を寄せて
「馬鹿野郎」
とだけ毒を吐いた。
にしても、やっぱり人気あるんだな
女子がわんさか恭平くんの周りを囲んでて
席にまともに座れない。
仕方なく、廊下に出て辺りを見てみると
突き当たりにちょうど良さげな穴場を見つけた。
まだ始業チャイムは鳴らないし
しばらくここでスマホでもいじってよう。
小さな段に腰をかけてポケットに手を入れると
「あれ、」
スマホがない。
……しまった。
教室に置いたカバンの中に入れたままだ。
私は諦めて
膝に額を付けて目をつぶった。
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不思議だ、学校ってガヤガヤしてて
すごくうるさいはずなのに
こうして少しみんなから離れた場所に来ると
異空間に来たみたいに感じて
夢の中にいるようだ。
ふわっと肩に置かれた手。
膝から顔を上げると
しばらく目をつぶってたせいか
朝の光の眩しさでよく見えない。
「きいちゃん、俺だよ、」
その言葉で一気に目が覚めて
目の前を見ると
私の目線に合わせてしゃがんでる
………道枝駿佑がいた。
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加賀谷 - 寝無美さん» わあああああ、ありがとうございます笑 ２もかっこよく書けるように頑張ります！ (2019年6月8日 19時) (
レス) id: 84f15e2413 (このIDを非表示/違反報告)
寝無美 - この作品の、駿佑君格好いい駿佑君格好いい駿佑君格好いい駿佑君格好いいあ〜真面やば〜い格好良すぎ〜〜〜!! (2019年6月4日 20時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
加賀谷 - Lisaさん» コメントありがとうございます^^ 頑張ります！ (2019年6月3日 16時) (レス) id: 84f15e2413 (このIDを非表示/違反報告)
Lisa - 読むたびに、キュンキュンする！ (2019年6月3日 14時) (レス) id: 864f282ad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：加賀谷 | 作成日時：2019年6月2日 15時
