REBORN×鬼滅の刃 柱様は山本の姉に転生したようです番外編

リクエスト　猫化 ページ22

煉獄side

また沢田少年からの呼び出しの連絡が来た

急いで沢田少年の家へ向かうと
そこには黒い笑みを浮かべ仁王立ちをしている胡蝶と正座をさせられている沢田少年と獄寺少年と胡蝶の弟がいた

そしてその横でリボーン少年が顔を引き攣らせなが
胡蝶の様子を伺っていた

胡蝶は相当怒っているようで
耳を立て、黒い尻尾を太くさせてバタバタ振っている

れ(ん？耳と尻尾？)


胡蝶の姿を見て全てを察した

どうやら沢田少年達が原因で
胡蝶の身体が猫化？したようだ

れ(胡蝶は黒猫なのか…)

沢田少年達が怒られている様子を胡蝶の後ろから眺めながら
俺は胡蝶の身体から生えてきている耳と尻尾を見てそんなことを思っていた

沢田少年達が俺に気づいて助けを求めるような目で見てきたが
巻き込まれるのは御免なので適当に微笑んでおいた


それから数分が経ち
胡蝶の怒りは収まったようだ

説教の時間はそれなりに短かったが
内容が鋭く、沢田少年達の精神にだいぶダメージを与えた


れ「胡蝶の説教は相変わらず恐ろしいな！」

「そう？
　ネチネチと長ったらしい文句を言われるよりは短い時間でハッキリ言われる方がマシだと思うのだけど」

つ「A先輩のハッキリはダメージがデカすぎて、逆に辛いです;;」

リ「普段温和だから余計にダメージがでかいと思うぞ」

胡蝶はあまり自覚をしてないようで
耳を動かしていた

れ「それにしても、胡蝶に猫の耳と尻尾が生えているとは驚いたぞ！
　普段よりも感情がわかりやすいから便利ではあるが、それでは外を出歩けないな！」

「時間が経てば戻るらしいけど、違和感がすごいから早く戻ってほしいわねぇ…」

れ「そんなに普段と違うのか？」

「音の聞こえ方が違うから特に大変だわ…
　耳も尻尾も本来無い物だから感覚が狂うし、身体の性質も猫寄りになってる気がするし…」

慣れない身体の状態に
胡蝶は顔を軽く歪めていた

れ「動いているから当たり前ではあるが、しっかりと神経が通っているんだな」

俺はそう言って好奇心で胡蝶の耳を触ってみると
ビクッとした後に擽ったそうにしていた


「…煉獄、この状況楽しんでるでしょ」

れ「正直、すごく楽しんでいるな！
　胡蝶は滅多に感情を表に出さないから、素直に身体が反応していることがすこし嬉しいんだ！
　あとは普通に立場が逆転したみたいで面白い！」

俺はそう言いながら胡蝶の頭を撫でた

「はぁ…私としてはちょっと複雑ねぇ…」

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