REBORN×鬼滅の刃 柱様は山本の姉に転生したようです番外編

ホワイトデー2 ページ20

沢田side

「そろそろかな」

A先輩は時計を見てそう言うと
何故かもう1人分のお茶を出した


リ「誰か来るのか？」

「たぶん煉獄が来ると思うわよ〜
　バレンタインくれた女の子達へのお返しを渡した後にこっち来るって言ってたから」

ご「アイツわざわざ全員に返してんのかよ」

つ「…オレの記憶がたしかなら、煉獄先輩って相当モテてるよね？;;」

リ「ツナと違って相変わらずの紳士っぷりだな」

つ「一言余計だよっ！」

オレ達が騒いでいると
A先輩が扉の方に視線を向けた


れ「胡蝶！
　む、沢田少年達も来ていたのか！」

つ「本当に来た…」

れ「？よくわからんが、今日はホワイトデーだからな！胡蝶にバレンタインのお返しを渡しに来たんだ！」

そう言うと煉獄先輩は
A先輩に小さな箱を渡した

「チョコ…ではなさそうね〜
　開けてみてもいいかしら？」

れ「あぁ、勿論だ！
　胡蝶の反応をみたいから是非開けてくれ！」

煉獄先輩の許可をもらってから
A先輩は包装を解き始めた


リ「Aより他の女を優先するとは意外だな」

れ「いや、別にそういうわけではないぞ！
　胡蝶に昔、自分に渡す前に他の子達にお返しをしなさいと言われたんだ
　正直、前世ではバレンタインという文化が無かったからあまり理解ができなくてな
　だからそのときは、胡蝶から女子の気持ちについて散々説かれたのをよく覚えている」

つ(まさかのA先輩仕込み！？)

た「オレもよく言われたなー
　"女の子は繊細だから振るときは慎重に"とか"例え相手と自分の気持ちが違くても、しっかりお返しはしなさい"とか…」

山本が女子に対して優しいのは
A先輩の教育によるものだったようだ

つ(A先輩、女子の扱いがうますぎる;;)


そんな会話をしている間に
A先輩は箱を開けていた

そこから出てきたのは
蝶と花の柄が特徴的な赤色の綺麗な櫛だった

つ(絶対高いやつだよ、あれ)

A先輩はその櫛を眼をキラキラさせながら
嬉しそうに見ていた

その姿は普段よりも女の子らしくて
思わず見入ってしまう程、綺麗で可愛らしかった


リ「煉獄オマエ、Aのあれが見たくて箱開けるように言ったな？」

リボーンはニヤニヤしながらそう言った

れ「む、バレてしまったか！
　普段の胡蝶も十分愛らしいと思うが、やはり彼女が喜んでいる時が1番だからな！」

そう言う煉獄先輩の顔は嬉しそうだった

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