REBORN×鬼滅の刃 柱様は山本の姉に転生したようです番外編

リクエスト　ストーカー4 ページ17

武side

つ「マフィアとか関係なしにA先輩のためにどうにかしよう
　このままだとA先輩、もっと酷いことされそうだし…そんなの許せない」

ツナの眼には覚悟が表れていた

た「オレも許せないのな…
　オレ、姉ちゃんのこと大好きだから姉ちゃんには笑っててほしい」

ご「…まぁ、流石にこれは気味が悪りぃからな」

坊主の言葉にオレたちは
ストーカーをやっつけることにした

作戦は簡単で
張り込みをして、ストーカーがいつも通りにポストの中に写真やらを入れるところを抑えるというもの

もしものときのために
姉ちゃんの所にはシャマル先生がいてくれるらしい


そして、オレたちはその作戦通りに動いた

すると、深夜に高校生くらいの男が
家の前に立っていた

男は手に光る何かを持って
顔を火照らせながら、姉ちゃんの部屋を見ていた

オレたちは少しずつ近よっていくと
男は小言で何かを呟いていた

　「Aちゃん、今から会いにいくからね
　あぁ、これでやっとAちゃんと僕が1つになれる！
　今日、せっかく呼んだのに来なかったから心配だったけど、きっと僕のことが好きで恥ずかしかったんだよね…！そんなところも可愛いなぁ…」

正直、今すぐ殺してやろうかと思った

頭の中で何かが蠢いて
体中の血が沸騰したみたいに体が熱いのに、なぜか芯は冷めているように感じる

た(こいつ、姉ちゃんがどれだけ苦しんでるかも知らないで…！)


男の手にある物はよく見ると
ナイフだった

ご「あの男、まさかあの女を殺す気か？」

リ「いや、あの感じからして無理矢理スるなんてこともありえるぞ
…あの野郎の眼はまさにそういうことを考えてる眼だ」

つ「なっ…！///
　それヤバイんじゃ…！」

坊主の一言に何かが切れる音がした

その音とともに目の前が赤く染まって
芯の冷たさは増していき、気づいたら体が動いていた

オレは竹刀で男の手を叩いてナイフを落とし
そのままの勢いで男の首元を叩きつけた


た「お前、オレの姉ちゃんに何しようとしてんだよ」

自分の声とは思えないほど
冷たく低い声だった

そんなオレの様子に
ツナたちは驚いていた

つ(やっぱ、山本ってA先輩の弟なだけあって怒ると怖い…！)

ご(目が据わってやがる…)

リ(Aと怒り方がそっくりだな)


その後
男は警察に受け渡して、姉ちゃんに今回のことを報告した

「みんなしてありがとね
　正直、今回は本当に助かったわ」

姉ちゃんは笑顔で礼を言ってくれた

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