REBORN×鬼滅の刃 柱様は山本の姉に転生したようです番外編

正月2 ページ12

ビアンキさん達と合流し
お汁粉作りが始まった

上の階から爆発音やらが聞こえてくるのは
この際、無視しておこうと思う

つ母「やっぱりビアンキちゃんは料理が上手ね〜」

そんなほのぼのした雰囲気を出しながらみんなで料理をしているが
手元にあるのは毒々しい色をしたお汁粉(仮)だ

(ほんと不思議よねぇ…
　見た目と匂い的に虫系の毒かしら？)

正直、私としては新しい毒を摂取することができるのでビアンキさんの能力は有り難かったりする

こんなことを言ったら周りの子達は私を心配するので黙っているが


「私、先に飲み物持ってっちゃうわね〜
　京子ちゃん、ハルちゃん、後は任せた！」ニコッ

ハ「はい！ハルたちに任せてください！」

そんなハルちゃんを微笑ましく思いながら
私は飲み物を上の階に持って行った




「…これ、どういう状況なの？」

沢田君の部屋はまるで強盗が入った後のようになっていて、さらにまるで死体のように黒服の人達や男の子達が倒れていた

その様子を煉獄は苦笑いをしながら見ていて
リボーン君は鼻で笑っていた

れ「こんな騒がしい正月は初めて見たな！」

リ「これがボンゴレ式だぞ」

「随分と物騒なのねぇ…」

私は散らかっている沢田君の部屋を急いで片付け
倒れている子達の様子を確認した

「…これくらいなら大丈夫かな
　みんなで遊ぶのもいいけど、たまには飴を与えることも大切よ〜」

リ「わかってるぞ」

「リボーン君の鞭はちょっと過激すぎるわ…
せめて、周りに被害が出ないようにして頂戴
　さて、さっさと解毒剤入れましょうかねぇ…」

私は振袖の袖から普段から常備している解毒剤を出し
それをみんなが飲むお茶に混ぜた


リ「この解毒剤、匂いも味もしねーんだな」

リボーン君はお茶を一口飲んだ後に
そう言った

「苦い薬だと、飲んでくれない患者とかがいるからねぇ…
　それがちょっとした薬ならまだしも、鬼の毒なんかに関する薬だと飲んでもらわないと最悪死んでしまったりもするから」

れ「胡蝶の薬は飲み易いから、隊士達からの評判が良かったぞ！
　消毒などは容赦なかったがな…」

「消毒は何やっても沁みて痛いんだから、さっさと済ませた方がいいじゃない
　長い苦痛よりは、短い激痛の方がマシでしょ？」

リ「たしかにそうだな」

私の言葉にリボーン君は納得し
煉獄は複雑そうな顔をしていた

(そんなに痛いのかしら…私の消毒の仕方って)

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