: ページ4
.
恵「 … 行きましょう 」
「 わっ、ちょっ、」
そう言うと恵は私の腕を引っ張って靴箱へ向かおうとした
教室からはまだ声が聞こえているが恵は全く気にしていない。それどころか力が強すぎて痛い
「 いっ … 恵、? 」
とにかく腕を引っ張る力が強いので力を緩めてもらおうと思い、名前を呼んだが何も返答してくれない
恵は引っ張りながら廊下をスタスタ歩くが、歩幅が合わなすぎて私は駆け足状態
「 …っ、ねえ! 」
大きな声を出すとさすがに気づいたようで足を止めてくれた
強く掴まれていた腕は少し赤みを帯びているような気がする。すると恵は前を向いたままこちらに顔を向けようとせず、話し出した
恵「 … すみません。取り乱しました 」
「 … どうしたの? 」
お得意の黙り
こんなに恵が取り乱すことは滅多にない
だからこそそれなりの理由があってこうなったというのは分かる
そして数十秒後、ゆっくりと口を開いた
恵「 … 嫉妬、したんです 」
「 へ? 」
恵の耳はよく見ると真っ赤に染まっている
予想外すぎる答えに間抜けな声が出てしまう。未だに状況が掴めないためきょとん、としていると急に恵はこちらに振り向いた
.
2106人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
屋久屋 - さくっと読めるしテンポ良くて面白かったです!ちゃんと結ばれて良かった、恋愛はこうでなきゃ^ ^ (2022年7月21日 16時) (レス) @page32 id: 7da54e53b8 (このIDを非表示/違反報告)
メルア - 伏黒の髪の毛=ウニって思うのは私だけか… (2022年4月23日 16時) (レス) @page31 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
セル - 鮭さん» わかります、その気持ち……! (2021年3月15日 17時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
鮭 - 棘くんの髪一回触ってみたいよね (2021年1月28日 10時) (レス) id: 48273db12a (このIDを非表示/違反報告)
颯貴(プロフ) - 2日目の1の夢主の五条先生の対応がが完全にLINEのそれw (2021年1月17日 13時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひお | 作成日時:2021年1月8日 23時