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目を開けると真っ白な天井、体を包み込むベッド
すぐに硝子さんの医務室だと分かった
確か、授業中頭が痛くて … 倒れた？
「 … ん、おも 」
体を起こし、重みのある膝の方へ視線を向けると椅子に座ったまま腕を枕にしてスヤスヤと眠る恵の姿
起き上がれば丁度恵が手の届くところに居たのでサラサラの髪を撫でた
「 寝てるのか … 」
すうすうと規則正しい寝息を立てて気持ち良さそうに眠っている
倒れてからどのくらい時間が経ったかは分からないけど、頭はスッキリしていて頭痛も無くなっていた
硝「 大丈夫か？ 」
「 硝子さん … 」
ベッドの周りを囲んでいるカーテンの隙間からひょこっと顔を出した硝子さん
相変わらず目の下には睡眠不足のせいなのかクマができている。が、いつも通りの見惚れてしまうほど美しい顔
「 問題無いです、おかげですっきりしました 」
硝「 そりゃ良かった。
にしてもAも良い彼氏持ったんだな 」
��良い彼氏��と言う言葉を聞いて少しドキッとした
ニヤニヤしながら私の膝枕で寝ている恵に視線を向ける硝子さん。一応まだ付き合ってはいないので「 かっ、彼氏じゃないです！ 」と返す
硝「 冗談だ冗談。五条から色々話は聞いているからな 」
硝子さんはくるりと一回転して私の方に背を向け、歩き出すと「 そういえば五条に報告書が… 」と言いながら自分のデスクの上を漁り出した
硝「 私は用があるから少し出てくる 」
多分また五条先生が色々押し付けたんだろうなぁ、と思いながら「 了解です 」と返事をした
そして扉を開けて出ようとしたが、何かを思い出したように振り向き、こちらに近付いてくる
硝「 それと … 」
「 ？ 」
硝子さんは私の耳元に近寄って、妖艶な笑みを浮かべながらこう言った
──── ここまで姫抱きで連れて来てくれた彼氏に感謝しとけよ
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屋久屋 - さくっと読めるしテンポ良くて面白かったです！ちゃんと結ばれて良かった、恋愛はこうでなきゃ^ ^ (2022年7月21日 16時) (
レス) @page32 id: 7da54e53b8 (このIDを非表示/違反報告)
メルア - 伏黒の髪の毛=ウニって思うのは私だけか… (2022年4月23日 16時) (レス) @page31 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
セル - 鮭さん» わかります、その気持ち……！ (2021年3月15日 17時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
鮭 - 棘くんの髪一回触ってみたいよね (2021年1月28日 10時) (レス) id: 48273db12a (このIDを非表示/違反報告)
颯貴(プロフ) - 2日目の1の夢主の五条先生の対応がが完全にLINEのそれw (2021年1月17日 13時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひお
| 作成日時：2021年1月8日 23時
