後輩から公開告白された【伏黒恵】

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午前中の授業も終わり、昼食も済ませた


「 今日恵の部屋に行くのか 」「 悠仁とか野薔薇にバレたらどうしよう … 」そんなことばかりを考えていると隣の席の真希が声をかけてきた











真「 最近恵とはどうなんだよ、A 」

「 うぇ！？ 」











カバンに入れようとした教科書は手が滑って全部落ちてしまった

しかも突然そんな質問をされたので、普通の女子高校生 ( ? ) とは思えないほど気の抜けた声が出た











パ「 見るからに良い感じっぽいな 」

棘「 しゃけしゃけ 」

「 そ、そんなことないって！ 」











座っていた椅子から立ち上がって床に落ちた教科書を拾い、今度はしっかりカバンに入れた

パンダは「 あっついな〜 」なんて言いながら棘と2人で脇腹を突いてくる











真「 やめとけ、そろそろボディガードが来るぞ 」

「 いやボディガードって 」











真希がそう言った矢先、コンコンっと誰かがノックする音がする

そしてガラッと音を立てて扉が開き、立っていたのは恵だった











恵「 Aさん、部屋行きますよ 」



2年「「 は？ 」」











恵が態とらしくそう言うと、2年生は全員で声を揃えて言う


「 まじかよ大胆だな 」「 いや恵ならありそうなことだぞ 」「 明太子 」なんて会話をこそこそし始めた


ニヤケを隠せないような顔で2年生の視線はこちらに向けられていたため、顔がどんどん熱くなっていくのがわかった











「 め、恵！もう行こ！ 」











死ぬほど恥ずかしい

私は逃げるように恵と教室から出た











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