別れるか、と問われましたので【レイン・エイムズ】

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私、顔には出していなかったと思うけど

簡単に見抜かれてしまっていた


さすがマックスくんだな、なんて思っていると「 当たりかな？ 」と言うような表情で私の顔を覗き込んできたのでこくっと頷く














「 … 実はレインと別れたの 」

マ「 そうか、レインから聞いてはいたんだが 」

「 … うん 」

マ「 それでどうしたんだい？ 」














正直レインが私のことを話していたのは嬉しかった


私は昨日レインとあったことを色々話した

別れるか、と言い続けられ心が限界を迎えたこと
しっかり話し合いもせずに別れを告げたせいで未練があること

… そして今日の朝、別の女の子と居たこと



話している途中で思い返して涙が出そうになったけど、マックスくんは「 ゆっくりでいいよ 」と優しく背中をさすってくれた














マ「 そうか、レインはそんなことを … 昨日会った時には別れたとしか言ってこなかったからな 」


「 … 別れるかって聞かれた時、正直もういいやって思ったの。でもいざ別れてレインが他の女の子と居るところを見たらどうしても苦しくて 」














レインはもう私のことなんて吹っ切れているはずだ

それを分かっているからこそ、ここまで気にしてしまう自分が嫌になる














マ「 思ってることは伝えるべきだよ、1度くらい2人きりで話し合ってみたらどうかな？ 」


「 そうだよね … ありがとう、マックスくん 」














ちゃんとレインと話をしよう

自分勝手かもしれないけど、別れるなら別れるで前向きな別れ方をしたい

そう心に決めた



マックスくんに改めてお礼を言おうと思い、正面を向くと「 あ、A 」と声をかけられた














マ「 肩に羽がついてた 」

「 … ほんとだ、さっきの魔法動物学でついたのかも 」

マ「 しっかりしてくれよ、レインから笑われるぞ 」














場を和ませようと冗談交じりにそう言ったマックスくん
レインはとても素敵な人と友達なんだな、改めて思った


マックスくんはまだ教室の施錠が残ってるみたいだったので「 ありがとう、また明日 」と伝え、教室から出た











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