別れるか、と問われましたので【レイン・エイムズ】

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午後の授業を終えてみんなが下校したあと、私は教室の窓からぼーっと夕日を眺めていた

カリナからは「早く帰ってきなよー」と言われたけど今はそんな気分ではなかった





当然悩みの種はひとつしかない、レインのことで悩んでいたから


別れを承諾したのは私だ
でもこんなにレインのことを考え、想ってしまう



そんなことばかりを考えていたせいで、いつまで経っても気分は晴れない

日が落ちる頃にはもう18時の鐘が鳴った



あんまり遅くなるとカリナが心配してしまう
そろそろ帰らなくちゃな、と思ったその時














マ「 どうしたんだい？何だか上の空だね 」














勢いよく後ろを振り向くと、同じクラスのマックスくんが立っていた

誰も居ないと思っていたので正直かなり驚いた














マ「 おっと、驚かせたみたいですまない 」

「 いや大丈夫だよ、まだ残ってたんだ 」

マ「 全教室の施錠を任されてね、全く骨が折れるよ 」














私が居たから鍵を掛けられなかったのかな、なんて思っていると「 隣、失礼するね 」と言いながら

マックスくんはこちらへ歩いてきて、私の隣に立った














マ「 で、その顔はレインのことで悩んでるように見えるけど 」











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