別れるか、と問われましたので【レイン・エイムズ】

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「 … え？ 」















困惑のあまり、もはや声を出すのも精一杯だった

それより " 私しかレインを救えない " ってどういうこと …















「 ち、ちょっと待って！まずレインに何かあったの？ 」

マ「 … 説明が先だったな、とにかく着いてきてくれ 」















共に歩き出した私たちは医務室へ向かう道中、全て話を聞いた




最近のレインは、魔法局での仕事と任務が重なっていて
まともに睡眠も取れていなかったようで


体調の整っていない状態での過酷な任務はレインでも相当な足枷になっていたため、大きな傷を負って帰ってくることも多々あったらしい


マックスくんも少しは休め、と何度も説得を試みたけど
何を言っても反発していたそう















マ「 … と、これは俺の推測でしかないが、レインはAと別れてから人が変わったようだった。もしかしたら精神的にも限界だったのかもしれないんだ 」















確かに私でも今の状態で、任務や仕事をしろと言われたら
耐えられなくて倒れてしまうだろう



でもレインは、そんな中で必死に抗って
無理をしてでも耐え抜いたんだ















「 私なんかで、レインは救われるの？ 」















私がそう問うとマックスくんは優しく頷く

そして続けて「 生憎、A以上の適任者は見つからなかったな 」と言った




ただただ、不安しかない




話を聞いているうちに医務室へはすぐに着いてしまった















マ「 俺が送ってやれるのはここまでだ
A、頑張ってくれ 」















そう言うとマックスくんは背を向けて歩き出した





















行こう、行くしかない















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