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いい加減にしないと口聞かない、と私が言うと大人しく椅子に座った祐希とマサさん
せっかく作った料理が冷めてしまいそうなので構わず食べ始めることにした
将「 最近祐希どんな感じ? 」
祐「 どうだろ、でも大事な局面での決定力がね 」
将「 あー、俺も一緒だわ 」
話す内容はやっぱりバレーボールのことばかり。久しぶりの再会ということもあり、2人の会話は止まらない
お互い忙しいみたいだけど祐希はいつも「 マサさんがLINEでさ 」「 Aちゃん見た?マサさんのインスタ 」とずーっとマサさんの話をしていて、先輩を先輩とも思ってないような生意気な後輩だけどやっぱり好きなんだろうな、って思う
そんな2人の空気を邪魔しないように1人で黙々と食べていたが、一瞬パッとマサさんと目が合った
将「 にしても、やっぱAちゃん料理上手いね。特にこのハンバーグとか 」
「 ふふっ、ありがとうございます 」
気を使って声をかけてくれるマサさん
私の中でも自信作の煮込みハンバーグ
時間をかけて作った甲斐があった
将「 ね、やっぱ俺と結婚しない? 」
祐「 Aちゃんのこと口説くのやめて 」
すかさず私よりも先に祐希が断る
さっきまで楽しそうに笑顔で話していたのに
一瞬で無表情になった
「 もっと良い人居るでしょ? 」
将「 Aちゃんがいい、結婚しよ 」
祐「 マサさん天然だからAちゃん疲れさせる 」
将「 天然じゃねーし 」
この人はほんとに先輩としての威厳を保てているのか心配になる
でも、やっぱりマサさんが居る時の祐希はバレーをしている時くらいいきいきしている
またお料理冷めちゃうな、なんて思いながらこの雰囲気を楽しんだ
009 先輩
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ひお(プロフ) - MeTlOさん» リクエストありがとうございます〜〜!!( ..)" 後日書かせていただきます! (2022年10月1日 23時) (レス) id: 125ae44963 (このIDを非表示/違反報告)
MeTlO(プロフ) - 【リクエスト】いつもはツンデレな彼女ちゃんが珍しく祐希君に甘えてそれにデレデレしてるのが見たいです!(語彙力皆無ですみません。)p.s この作品大好きです。 (2022年10月1日 23時) (レス) id: 73fa670a69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひお | 作成日時:2022年9月16日 17時