今日、叶わない恋をしました 〜Part2〜

76日目 陽菜side ページ33

教室がざわついた
だって、いきなりななくんが入ってきて
ドス黒い声で問い詰めてるんだもん



私も…正直…怖い



な「こんなの作る暇、君達にはあるだろうけど、俺は大学だのなんだのって忙しいんだよ？
迷惑なんだよね。」


女《っ！で、でも！こんな女といるから！》


な「俺は一体君にとってなんなの？特別な人？違うよね、ただの後輩だよね？俺が誰と居ようが好きにしていいでしょ？」


女2《抜けがけしたんですよ！この子！》



「そんなルール誰も知らないよ。親衛隊の人しか知らない」



Aちゃん…
兄妹ってやっぱり似るんだね
怖いなぁ笑



な「行こう？」
陽菜「え…？」
「授業初サボりだね陽菜ちゃん笑」
な「あ、俺もだ」
「あぁ……まいいでしょ」
な「冷たくない!?」



仲良いなぁ笑
ななくんに連れられて中庭に着いた



な「陽菜…ちゃん…今聞いてもいい？」



そう、ずっと待たせてた
答えが決まるまで待ってくださいと
もう決まりました



陽菜「はい…、私でよければ…よろしくお願いします」
な「ほんとに…？」
陽菜「はい…！」
な「嬉しいなぁ…！」


！？



いきなり抱きしめられた



な「このままどっか行っちゃおうか」
陽菜「え？」
な「お兄さんとも上手くいってないなら、誰も知らない所へ2人で逃げちゃおっか」



それもありだと思った
嬉しかった
私なんかを好きになってくれて
一緒に逃げ出しちゃおうって言ってくれて



な「嘘だよ笑流石に2人とも高校卒業してからだね笑」
陽菜「そう…ですね笑」




待ってますねななくん
2人で逃げてしまいましょう笑
なんだろう…すごく幸せです

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