先生、愛してます 。【桃赤】

104話 ページ12

こ「だぁぁ！くっつくな!?!?」




同窓会の時間になり、懐かしい顔が次々と店に入ってくる
が、そんなの関係なしにるぅと先生はころんに抱きついている



ころんもああ言っているけど顔は微妙に、にやけている
素直じゃないヤツめ




《さとみくん…！》
『お！コウ…!!』
《久しぶりだね…！1週間振り…？》
『おう、また一層顔良くなったんじゃねぇの？』
《そ、そんなことない…よｯ？！》




コウとは高校を卒業してから大学も就職した会社も全て同じだったから自然と仲良くなっていた
歳を重ねるごとにコウは身長は変わらず小さいが、可愛さに磨きがかかった
李桃がコウを見る度に
＜大翔がコウのところ行っちゃいそう笑＞
と弱気になるくらいには可愛くなっている





＜お〜お前らオッサンにでもなったか？＞
＜それ僕も含まれてるんだけど？＞
＜んな訳無いだろ笑可愛いんだから＞
«おいなんだよそれ〜！！»
«惚気話沢山あるんだろうなぁ!?!?!?»




李桃と大翔が登場したことにより、より一層盛り上がっている同窓会




みんなと話し終わった頃には莉犬先生が背中に抱きついていた



『えっと…先生…？』
「やだ…」
『へ…？』
「先生は…や…」



背中越しに伝わる莉犬先生の手が少し震えてる




『り、りいぬ…さん』
「呼び捨ては…いや…？」
『りいぬ…』



まさか莉犬先生を呼び捨てで呼ぶことが出来る日がくるとは…




「寂しかった…」

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