同い年の男の子 第2章【まふまふ】

74話 ページ27

る「貴方が好きです」


辛かった時、君はいつでも私の隣にいてくれたね
貴方を好きになれたらと、何度考えたことか
でも、それは君にとっては傷つくものでしかなくて



「ありがとう…ごめんなさい」
る「ｯはい(微笑」



るぅとくんは凄く綺麗な笑顔で返事をした
分かっていたのかもしれない
私が断ると。
それでも、自分の時間を割いてまで想いを伝えてくれた
ありがとう、るぅとくん



貴方の告白を
私へのエールだと思っていいかな？



る「ただ、ひとつだけ」
「うん？」
る「Aさんが幸せになるまで貴方の横に居させてください」
「いつだって横に居てよ」



こんなの今のるぅとくんにとっては、ただの暴力でしかないかな


る「ｯはい！」



こんな時でもOKしてくれるのね笑



る「今日はもう、、遅いので、」
「え、もうそんな時間…」



いつの間にか夜の10時を過ぎていた
楽しすぎて忘れてた…
久しぶりに誰かと出掛けたから
はしゃぎすぎちゃったかも


る「寮まで送らせてください」
「えっ、いいの？」
る「もちろんです！」
「じゃあ、送ってもらお♪」


その日の帰り道は
ずっと喋ってた
なんだかとても心地よくて
寮に帰る時も凄く時間が経つのが早くて
あっという間だったなぁって



幸せいっぱい感じてたのに









ﾌﾟﾙﾙﾙﾙｯ







『A奈美さんのお子さんですか？ゆっくり聞いてください、お母様が、倒れました_』

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