幼なじみに囚われている。 *Part2*

花びら舞う25日目 ページ27

青side


まい｢好き...なんだよね。ころんくんのこと｣



始まりは先輩からの告白だった。




僕は、Aが好きだ。
気づいたら隣にいて何年も経ってて
いつの間にか好きになってて...




だから先輩の告白は断った




『好きな人がいるんです。
だからごめんなさい。
それに、僕には先輩は勿体ないですから。』




涙目でありがとうと笑って去ってったまい先輩は最後の最後に僕を見て



まい｢でもまだ...好きでいてもいいかな?｣



と言って現場から去っていった




え、現場？って思った？
僕の頭ではそれしか思いつかなかったの




な、なんだぁ??
まだ好きでいてもいいかなって





...僕断ったよね...？
と終始はてなが浮かびながらその日は終わった。





__


最近はAに会えてない
Aのおばさんに聞くとどうやらアイドルに"推し"というものが出来たらしく
その推しの為にバイトを始めてバイト三昧になっているらしい。




会いたいな...なんて




いや、恥ずかしいからもう忘れよう。




その日から先輩の猛アタックが始まった
僕が何をしていても視線に入ってくる
先輩は、何だか健気で可愛くて
でも、それでも隣にいるAには敵わないと思うまで惚れ込んでた




女の子達の歓声が来てもAがそこに居なきゃやる気なんて出ないし
何気なくAの家に上がって一緒にご飯食べて、喋って、寝る時になったら家を出て
そんな日があることが本当に嬉しかった。

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