運命なんてクソ喰らえ 【桃赤】

意気地無しだなぁ ページ9

無事、先方が帰り、俺の身体の熱も少しずつ下がってきた


『りいぬ、いま...無事か？』
「さとみさ...こっちには、来てくれないんですか？」




ドア越しに聞こえるさとみさんの声
はやく、会いたい
ギュッてしたい
でも、、さとみさんは、俺に気を使ってドアを開けてくれない




『りいぬ、俺はαだ』
「知ってます」
『開けた瞬間襲ってしまうかもしれない。』
「それでも良いです。」
『駄目だ』
「さとみさんは、恋人でも居るんですか」
『え？居ないけど...』
「じゃあ良いじゃないですか。さとみさんが開けてくれないなら、俺から開けますからね！」




恋人が居るなら諦めなきゃいけない。(諦めないけど)
でも、居ないのであれば襲ってくれたって...



あ、まさか...



「俺の運命の番が先方だからって怖がってます？」
『なっ！？そんな事ねぇよ!?!?』





思ってそう。






「じゃあ、開けてください」
『...襲ったらごめん。そのときは』
「責任取ってください♡」
『ゔっ...分かった』





よし、あとは既成事実を...
あれ？もうこの物語終わるくね？(え

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