運命なんてクソ喰らえ 【桃赤】

あまいね... ページ42

「ん...ぅ...」


"りいぬ、すこ...♡"


「ぅえ!?!?!?!?」



あまりの衝撃で気持ちよく寝ていたところを起こされた



「へ、へ...？」
『お、莉犬起きたか。おはよう』
「あ、社長...おはようございます...」



ガチャッとさとみさんが入ってきた
何をそんな平然と...!?
びっくりしながらもさとみさんの話は続く




『社長〜!?』
「ッ!?」
『莉犬、今は会社じゃないだろ...？』




どうやら、さとみさんは俺が咄嗟に社長呼び、そして敬語で話してしまったことにご立腹だったようで...





「以後気をつけます...」
『固いなぁ、柔らかくいこうぜ』
「や、柔らかく...？」
『俺が莉犬にキスした時にするふにゃふにゃの顔みたいにさ』
「なっ、なんてとこ見てるんですかｯ!!!!!」




ふにゃふにゃって...おれ、おれ...
キスされた時そんな顔になってたの...!?





そう思ったら恥ずかしくて五分ほど動けなかった。





5分後...



『なぁ莉犬』
「うわぁ!?」
『おい、上のしかかっただけで声あげるなよ笑』
「だ、だって！んぁｯ」
『なに、首弱いの？笑』
「そ、の...噛まれたところなぞられるのは...！」





項をツーっと指で撫でられ、不意の出来事に声を我慢することが出来なかった





項を撫でられることで声が出てしまうという事をさとみさんは知った瞬間悪い顔になった___

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