運命なんてクソ喰らえ 【桃赤】

あなたは... ページ25

いきなり社長室に入ってきたのは
あの女の人
あれ...？この人前より綺麗になってる...？



❮さとみさん、お昼作ってきたんですけど、私とどうですか？❯
『玲奈さん！？』
「お昼...」
《じゃあ4人で食べるのはどうかな？》



俺が落ち込んでいるのを察知してくれたのか、木ノ内さんが助け舟を出してくれた




だから、この人はどうしていざと言う時にサラッとかっこいいことを出来てしまうんだ




玲奈さん...？という人は不服そうに
でも、さとみさんがいるなら...と
渋々了承してくれた。
俺だって、さとみさんと...





最近、さとみさんと一緒にいることが多すぎて欲張りになってる気がする




もっと一緒に居たいし
甘えたい。



でも、番でもない俺らがそんな事をするのは世間から見ておかしいんだろうか
玲奈さんって人はさっきから俺の事をさとみさん挟んで睨んでくる。
まるで、お前は運命じゃないから離れろ
そう言われているみたいで



少し、手が震える。
同じΩに睨まれるような事が今まで無かったから
少し怖い




ギュ



「さとみさん...？」
『ラーメンでも食いに行くか』
「らーめん？」
『俺食べたくなっちゃった笑』



こんな何気ない会話なのに、こんなにも救われたのは、大好きなあなただからなのかな



嬉しくなって、玲奈さんからものすごく睨まれていたことには気づかなかったけど
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