オオカミくんに捕まりました【青】 (ページ18)

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じゅうはちページ18

それからは毎日夜遅くまで残ることが続いた。

そして、今日も残業です

『ん～！！疲れたぁ』

やっと資料の半分が終わった。

『あと半分。。』

でも、まだまだディスクにはものすごい量の資料が積まれている

と、

「は？お前、何やっとんねん。」

うわぁ。負のオーラ全開の藤井さん登場。

『あ、』

「何やっとんねん。」

『…残業です』

「はぁ…」

またもやため息が…

と、私の隣のディスクに来て

「お前が残るなら俺も残らなあかんやろ」

『え？』

と、私の方に向き直し

「言ったやろ？最初の日に。お前は俺のモンやって」

『いや、でも、…』

「仮にでもお前は女やし、帰り1人で帰すわけにはいかんやろ」

「あんま頑張りすぎんな」

と、私の頭をポンポンする藤井さん

『へ…』

表情は全くさっきと変わらないけど、藤井さんの一言はとても柔らかく、優しかった

こんなこと言われたのは初めてで

少し、藤井さんにときめいたのは私だけの秘密