miss you girl 【赤】

〇ろく ページ7

貴方side






『え！？異動ですか！？』





部「うん、支部のほうに異動して欲しいんだ」








『…うそ』








異動を告げられたのは突然でした。




鈍器で頭を殴られたような衝撃が私の身体に走って






『まだここに居たかったのに』







研修の時からずっと一緒にいた





流星や七海とももうお別れなんだ







『…てか、荷物移すの面倒い』








お別れはもちろん悲しい




でも、その前の準備はものすごくめんどくさい




＿＿わたし、整理苦手だしな









『ねぇー流星』






流「あ？」






うわ、やっべえぇぇ(^_^;)




寝起きだ、流星




顔が怖い怖い





『あ、え、っと…』







寝起きの流星は机を片付けるよりもめんどくさい



いつもは

「ん？」とかやけど、今、「あ？」やったで確実に今まで寝ていた






これは逃げるべし！！






『なーーみーー！！』





お助けを七海様




流星が恐ろしいのです







七「ん？どした？」







『か、片付け手伝って』








七「ん？いいけど、これダンボールに入れるの？」








『あっ』







そうなんだよ



ダンボールで片付けは普通しないよね






それで察したような表情を浮かべる七海






『…』





七「…そうなんだ」






『あっと………イダッ！！』






突然、頭をガシガシされる



痛い、痛い、抜ける、髪、抜ける



上を見上げると私を睨んでいるようなふたつの目





寝起きだからだよね？怒ってるわけじゃないよね？



流「おい、早く終わらせて飲みに行くぞ」






『ひぇ、は、はい！！！！』







それからの流星の動きは


いつもの流星とは思えないくらい素早かった

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