〇じゅうろく ページ17
重岡side
突然帰ってしまった神ちゃんとA
俺は1人でAが注文したものも食べた
それからちょっと経って、飲み会も明日も仕事だからという事でお開きになった
ガチャ
カチッ
誰もいない部屋に電気をつける
眩しい白い光が部屋を照らす
俺はスーツを着たまま、ソファーに横になる
ソファーの目の前のテレビ台には
あの頃の
まだ笑いあっていた頃の2人の写真が
まだ飾られていた
__重岡さん
__助けてくれてありがとうございました
__はい笑お腹すきました
「重岡さん…かぁ」
正直、あの光景を見た時はスグに助けなあかんって思っただけで別にAだったからじゃない
せやけど
あの時、たすけてよかった
あの笑顔がまた見れた
話せた
それだけで俺は嬉しかった気がする
ううん、酔ってただけかもしれへんな
ゆっくり起き上がって
写真をそっと伏せる
俺の中ではまだ終わってへん
せやけど、現実は違う
もう、終わってしまった事やし
Aも前に進んでるんや
重岡さん
本條さん
今はそれくらいが丁度ええ
「はぁ、寝るか」
寝室に入って、スーツを脱ぐ
ふと、窓の外を見ると
カーテン越しから淡い光が差し込んでいて
白い月が俺を笑っているように見えた
311人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彩乃(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします!続きが早く気になりました笑 (2018年8月21日 1時) (レス) id: 9174c288d2 (このIDを非表示/違反報告)
クリームパン(プロフ) - 彩乃さん» コメントありがとうございますっ!凄く嬉しいです!!これからもよろしくお願いしますっ (2018年8月17日 7時) (レス) id: 69d39ba2c0 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃(プロフ) - すごくいい作品です!更新2つもありがとうございます!頑張ってください^_^ (2018年8月17日 2時) (レス) id: 9174c288d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クリームパン | 作成日時:2018年8月4日 23時