突然アドバイザー！ ページ7
薔薇の迷路
「あーくそっ、腹立つ!!あの赤毛のチビ暴君！自分がハートの女王になったつもりかよ！」
「寮長に逆らって追い出されるなんて……どんどん優等生から遠ざかってる……」
『あぁ……もうほんと最悪……。自分も首輪着けてたらエースのこと馬鹿にできないじゃん……』
「そこかよ!!!」
「うぅ、首輪が苦しくて重たいんだゾ〜……」
｢その首輪の重ねづけイカしとるにゃ〜｣
『ん？』
見知らぬ声に顔を上げるとそこには、獣耳の生えた……
『｢｢うわっ!!??』｣｣
なま、……く、び……!?
「ふぎゃーーー!!!生首お化け〜〜!!」
「おっと。身体を出すの忘れとったわ」
「な、なんだ。ちゃんと身体もあるんじゃないか」
『てっきり首をはねられまくった末路かと……』
.「怖すぎんだろそれ」
「俺はアルチェーミ・アルチェーミエヴィチ・ピンカー。猫のような人のような魔力を持った摩訶不思議な奴。みんなはチェーニャって呼ぶかねぇ。少なくとも……その辺のヤツらとはレベルが違うぜー」
「あーそうかよ。俺は暴君に理不尽な目にあわされて機嫌が悪いんだよ。どっか行k」
「おみゃーの魔力もなんだか他の奴とは違う感じがするじゃにゃーの」
『え？ぼ、僕？』
「“僕”〜？ふぅーん。おみゃーなかなかのわけありだにゃ〜？」
『え、それってどういう…』
「だぁあー!!おいお前！人の話を聞けよ！」
そりゃお前だよ。
「ん〜？あぁ、リドルが暴君だったっけか？……ﾌﾌﾌ。まあ、そう言えなくもないかもしれないけどにゃあ。ちっこい頃からあいつは真面目なやつなもんで……ﾌﾌﾌ」
「何か知ってるのか？」
「なぁにぃ？君らリドルについて知りたぁの？」
「ああ知りたいね！どうやって育てりゃあんな横暴に育つのか」
「それじゃあ、あの眼鏡に聞いてみにゃ」
「眼鏡って……クローバー先輩のことか？」
「あいつはリドルがちっちゃい頃からよう知っとるよ。リドルについて聞きたいなら俺ならまずあの眼鏡に聞くにゃあ」
.「幼なじみってことか」
「そんな感じはしなかったが……」
「おみゃーがそう思うなら、そーなんじゃにゃーの。ほんなら、俺聞く必要はないにゃあ。ほんじゃあ」
またうっすらと身体が消えていく。
『待って！さっきの話の続きは!?』
「おみゃーとはまたすぐに会える気がするからその時でにゃあ〜」
「あっ、おい！」
さらっと私の髪を撫で、花歌を歌って消えていった。
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トランプの化け物(プロフ) - 藍の華さん» ありがとうございます!!!更新遅めですが頑張ります！ (2021年1月11日 14時) (
レス) id: 0c97056075 (このIDを非表示/違反報告)
藍の華 - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください！応援しています! (2021年1月6日 17時) (レス) id: a501129fb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トランプの化け物 | 作成日時：2020年12月24日 12時
