五月雨オネスティー！�� ページ46
｢俺も悪かった。お前が苦しんでるの知ってたのに、ずっと見ない振りをしてた。
だから、今日は言うよ。リドル、お前のやり方は間違ってた。だからみんなにちゃんと謝るんだ｣
｢……うっ、ぐす……ごめんなさい……。ごめんなさい……っ！｣
｢俺、今までの行動を謝ってくれたら言おうと思ってたことがあんスけど……｣
これでようやく、絡まってたものが解けて解決する。と思った。思ってた。エースの次の一言があるまでは、
｢ごめんの一言で済むわけねーだろ!!!絶ッッッ対許してやらねーーー!!!!!!!!!｣
は？
おい、なに人が解けると安堵してるところを固結びしてくれてんだこいつ。
私は怒りに身を任せると、片足を上げて、そっと靴に手を伸ばしていた。
｢え〜っ!?この空気でそれ言う!?｣
｢ったりめーだ！こっちは散々コケにされたわけだし？せっかく苦労して作ってた手作りマロンタルトを捨てられたわけだし？涙ながらに謝られたくらいじゃ許せねーnｸﾞﾊｯ！｣
｢ふなっ!?エースの顔面に靴飛んできたんだゾ!?｣
『ナイスショット』
｢ちょっとちょっとAちゃん!?落ち着いて!?｣
感謝しろよエース、寮長さんが私の腕抱きしめてなかったら今頃タコ殴りだったからな。
｢いってぇ……。何すんだよ!!!｣
『謝らせるのが目的で決闘申し込んどいて、いざ謝ったら許してやらねーって、てめぇどういう所存だごらぁ゛!!!』
｢はんっ！謝って済んだら警察いらねぇーっつーの!!!｣
『ガキか!!!』
｢あぁガキだね!!!｣
『開き直んな！』
泣きやみかけていたリドル寮長の目がまた涙で溜まってきていた。
｢そんな……じゃあ、どうすれば｣
｢……俺、しばらくは誕生日じゃないんだよね｣
『何言って……』
｢だから、『なんでもない日』のパーティーのリベンジを要求する。俺たち結局パーティーに参加できてねーし。そんで今度はお前がタルトを作って持って来いよ。あっ！トレイ先輩に手伝って貰うのはなしだから！自分で苦労しろ！
……そしたら、許してやらないことも、ない｣
そーゆーことね。
.｢自分は手伝ってもらってたのに？｣
『素直になれんのか』
｢外野は黙ってろっ。いい？わかった？｣
｢……うん。わかった。
監督生、A｣
.｢『はい？｣』
｢君たちも…また来てくれるかい……？｣
『もちろん』
.｢招待状、待ってますよ｣
｢うんうん。歩み寄りは美しきかな。これで一件落着ですね｣
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トランプの化け物(プロフ) - 藍の華さん» ありがとうございます!!!更新遅めですが頑張ります！ (2021年1月11日 14時) (
レス) id: 0c97056075 (このIDを非表示/違反報告)
藍の華 - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください！応援しています! (2021年1月6日 17時) (レス) id: a501129fb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トランプの化け物 | 作成日時：2020年12月24日 12時
