決起ルーキーズ！ ページ19
「なるほど、そんなことが……。首輪を外してくれと謝るのも嫌だけど、穏便に寮長を説得できる気もしない、と」
「まあ…そんなとこ」
.「ちゃっちゃと謝っちまえばいいのにな、前に言っただろ？他人に心の中まで覗かれる訳ねぇんだから。心に思ってなくても、反省オーラ漂わせてあやまっときゃいいって」
「それじゃあなンも変わんねえだろ」
「(Aくん、なんだかユウくんの性格変わっていませんか？)」
『(学園長、あれが彼の本来の姿です)あでっ！』
チョップが落ちてきた。ちょっと今日ユウの暴力多くない？？
「とにかく！学園長、どうすればいいと思う？」
｢そうですねぇ、そんなに寮長とウマが合わないと言うなら転寮するという選択肢もあります。ただし、今の寮は魂の資質によって鏡が選んだものですから、変えるとなるとかなり面倒な手続きや儀式が必要になりますよ｣
「転寮かぁ。でもそれって、あいつに負けて逃げてる感じがしてスッキリしねぇなあ」
「ふむ。ではローズハートくんに決闘を申し込んで君が寮長になっちゃえばいいんじゃないですか？」
『は？』
寮長ニ？ナッチャエバ？
「「「えええええ〜〜〜!!!!」」」
「こらっ！声が大きい！」
「学園長が変な事言うからだろ!?」
「変でもなんでもありませんよ。ローズハートくんだってそうやって寮長の座を手に入れたんですから。
寮長の決め方は他にもありますが、決闘というのはシンプルな方法の1つですね」
.「でも、魔法による私闘は禁止なんじゃ？」
「私闘はね。正式な手順を踏み学園長立ち合いのもと行われる決闘なら話は別です」
「たしか決闘の相手に事前にハンデをかすことは禁じられているから、リドルに謝ることなく首輪を外して貰うこともできるな」
「どうしますか？トラッポラくん。ローズハートくんに挑みますか？」
｢…おっし。ならいっちょやってやろうじゃん｣
｢なら僕も｣
｢俺様もだゾ！｣
｢｢｢Aとユウは!?｣｣｣
『え゛』
.｢めん…俺、魔法使えないし無理だわー。ザンネン♡｣
めんどくさいって言いかけただろコノヤロウ。この流れ行かなかんやつじゃん!!!ヤダヤダ首輪同盟お断り!!!!
｢残念ながらグリムくん達別の寮生は挑むことが出来ないんですよ｣
｢よし、なら今すぐ転寮だ！｣
『どこもよろしくねえよ!?』
一瞬ひゃっとしたわ！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
トランプの化け物(プロフ) - 藍の華さん» ありがとうございます!!!更新遅めですが頑張ります！ (2021年1月11日 14時) (
レス) id: 0c97056075 (このIDを非表示/違反報告)
藍の華 - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください！応援しています! (2021年1月6日 17時) (レス) id: a501129fb3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トランプの化け物 | 作成日時：2020年12月24日 12時
