【ツイステ】空っぽのポーション瓶 (ページ30)

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難問ソート！ページ30

「あーもう！起きて早々そんなに動くなよ!!ただでさえ貧血(・・)で倒れたばっかなんだからさあ!!」

エースの言葉にグリムの頬を引っ張っていた手を止めた。

『貧血？』

「だってそうだろ？巻いてたガーゼに結構血ついてたし」

『あーー……』

もしかしたら、あの化け物とか関係なくて、ただの貧血だったってこと？でもあの石は…

「は、はひゃふんはほ……(は、はなすんだゾ……)」

.「他になんか心当たり？」

『んー、一つ気にな…』

「A君!!目を覚ましましたか!!!!!」

話そうとした直後、ドア吹っ飛ぶんじゃないかってくらいの登場を決めた学園長。

『学園h』

「A君!!!!話はもう既に聞いています!!
君は頭を怪我をしているにも関わらず!!?謎のモンスターと戦い!?帰る途中倒れたそうですねえ!?｣

『い、いえす……』

「そもそも!?窓拭きは命じましたが!?あのシャンデリアの事に君は関係なかったでしょう!!!?何故そう自分の身を危険に晒すようなマネをしたんですか!?理由はなんです!!?」

『実は……』

「言い訳なんて聞きたくありませんよ!!!」

『今聞きいたよね？』

そもそも、鉱山にも自分の意思で行ったわけじゃないのに、理不尽極まりなくないか？

ジト目で学園長を見ていると、学園長はため息を着き、真剣な顔で私の肩にぽんと手を置いた。

「いいですか？君は記憶が危うい。原因のわかっていない今、次いつ何が影響して今の記憶も消えてしまうか分かりません。そうなれば帰るべき場所に遠ざかって行くばかりですよ」

『そ、それは…すいません……』

私が考えている以上に学園長は心配してくれていたみたいだ。

そんなことを考える私を置いて、グワシッ…っと握られた私の両肩。

「学園長…それはどういうことですか……？」

「記憶が消えるって……おい、聞いてねえぞ、どーゆうことだよ！」

握る力はデュースくんの方がちょぉっと力が強いですねぇHAHAHA。

「おや、二人には言っていなかったのですか？」

『いや、別に二人とも関係ないからいいかなって』

「「あぁ？」」

『oh......』

なぜ二人が怒っているのか、私には理解出来ないヨ。

ユウに目で助けを求めると、

.(自業自得だろ？)

俺を巻き込むなスマイルで返された。ちべたい。

「お、おひ、ほろほろはひゃふんはほ……(お、おい、そろそろはなすんだゾ……)」