【文豪ストレイドッグス】雷狐 3

91話 ページ9

マークが撃った一発の砲弾で燃料輸送車が大爆発した




敦は爆風によって吹き飛ばされた


しかし、砲弾は容赦なく撃ち込まれる



ｶﾞｽﾝ ｶﾞｽﾝ


撃たれた二発の砲弾は敦の足に直撃した


敦「が……はっ……！」

＿＿＿＿＿＿＿＿

トム「標的の両脚部を破壊 移動を封じました」



マーク「終わりだね。君は間違いなく「トウェイン大活躍日記」最大の好敵手だったよ」


マークはトドメの一発を撃つためボタンに手をかけた


＿＿＿＿＿


人形を届けることを諦めない敦は地面を這いつくばりながらQの人形に手を伸ばす



すると、目の前に見覚えのある足が見えた


太宰「君の勝ちだよ 敦君」



顔を上げるとそこには太宰の姿が



敦「太宰さん……！？」



太宰「君の魂が勝った、これで街は大丈夫だよ」



敦「危険です太宰さん！空から敵の銃撃が」



太宰「どうかな？＿＿＿＿Aちゃーん！」



A「はいはーい！」


敦は太宰が呼びかけた方向を見るとビルの屋上にAの姿が見えた


敦「Aさん！」


A「よくやったね敦君、お疲れ様」


そう言ってAは敦に微笑んだあと
白鯨に目を向け、何やら集中していた



A「ふぅ………よし、いいよ治君！」



太宰「はぁーい！」ポチッ



太宰がAに返事をすると、太宰はポケットから取り出したボタンを押した



すると、あのオブジェ達から一斉に煙が吹き出した



そして、それと同時にAが異能を使った



A「異能力！『雷狐』」

92話→←90話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す