130話 ページ48
敦side
フィッツジェラルドを芥川と共に倒し、街は守られた、
彼女を犠牲にして、
如何して……
敦「如何して……彼女が、如何して……」
僕は、街を救えた嬉しさなんて微塵もなく彼女を救えなかった後悔で頭がいっぱいだった
「これで善かったのだよ 敦君」
下唇を噛み締め顔を伏せていると聞きなれた声がした
顔を上げるとそこには太宰さんとAさんがいて僕の方に近づいてきていた
敦「太宰さん……Aさん……」
太宰「鏡花ちゃんは自分に勝ち街を救った、探偵社に相応しい高潔さでね
彼女は望みを叶えたんだ」
敦「でも……でも!彼女が死ななくちゃいけない理由なんで何処にも……!」
あんな事をしなくても、他に方法はあったはずなのに
A「確かに厳しすぎる結末だよね、でもそうしなくちゃいけない理由があるんだよ」
敦「……?」
云っていることの意味がわからず、二人の方を見ていると
奥から人影が現れた、暗くてよく見えずしばらく見ているとその正体は
社長だった
太宰「社長の異能_『人上人不造』は自分の部下。つまり探偵社員にのみ発動する
効果は“異能の出力を調節し制御可能にする”制御能力だ
敦君が腕や脚のみなら虎の異能を操れるようになったのは、探偵社に入ってからだ」
A「あの子は衝突の直前に入社試験に合格した、それが如何いう事か判る?」
敦「……」
つまり、鏡花ちゃんは……
敦「!」
後ろから気配がして僕は振り向いた
そこには、
鏡花「夜叉の刀で鎖を切って脱出した」
鏡花ちゃんと夜叉の姿があった
僕は地面についていた膝を起こし彼女を抱きしめた
75人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
トランプの化け物(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます!!!!これからも頑張ります!! (2018年9月1日 17時) (レス) id: 0c97056075 (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク - このシリーズめちゃめちゃ面白い!!!!!これからも読まさせていただきます!!!応援してます!!!!!(∩´∀`)∩ガンバレ (2018年9月1日 12時) (レス) id: 648139b792 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トランプの化け物 | 作成日時:2018年7月23日 13時