検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:93,442 hit

122話 ページ40

太宰達は病室から出たあと、次の目的地に向かっていた、


A「あぁーまだほっぺが痛い……」


Aは先程まで引っ張られていた頬を摩りながら太宰の横を歩く

太宰「おもいッきり引っ張っていたからね、まだ頬が赤い」

太宰はAの頬を突っついた


A「相変わらず手加減ってものを知らないなぁ」

そう云って不機嫌そうにするAだがどこか懐かしさに浸るようにも見えた。


A「あ、そう云えば、坂口さんは勘違いしてるみたいだけど、和が怒ってた理由はあれじゃないよ?」


太宰「おや、違うのかい?」



A「うん、私が辞めた直後くらいにね、和から珍しくメールが来てそこに「善い判断やと思うで」ってきたの、たぶん母さんの事を誰かに聞いて私があった事を伝える前に全て察したんだろうね。」


太宰「じゃあ何故彼女は怒っていたんだい?」



A「あぁ、あれはねぇ仕事量に怒ってたんだよ」


太宰「仕事量?」


A「うん、私と和、殆どの仕事を一緒にこなしてたのにいきなり私が抜けたら一人で二人分の仕事をしなきゃいけなくなる。

四年も経つし今はもうそんなことないと思うけど、和は面倒くさがりだからねぇ、今日まで根に持ってたんだと思うよ

私の行動は見抜けたのに、後先のことまでは見抜けなかったみたいだね」


Aは悪戯が成功した子供のように笑った


太宰「(可愛い……)」


A「まぁ、昔話に浸るのも善いけど、今は今後のことに目を向けなきゃね」


太宰「それもそうだね、

さて、敦君達ももうそろそろあちらに着く頃だ、私達も先を急ごう」


A「うん………敦君達、大丈夫かな」




_________
おまけ(?)

A「さて、昔話に浸るのもいい善いけど今は今後のこと目を向けなきゃ」


太宰「そうだね、私もそろそろAちゃんと未来の話をしたいと思っていたのだよ、家とか子供とか」


A「家?子供?何の話??」

123話→←121話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

トランプの化け物(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます!!!!これからも頑張ります!! (2018年9月1日 17時) (レス) id: 0c97056075 (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク - このシリーズめちゃめちゃ面白い!!!!!これからも読まさせていただきます!!!応援してます!!!!!(∩´∀`)∩ガンバレ (2018年9月1日 12時) (レス) id: 648139b792 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:トランプの化け物 | 作成日時:2018年7月23日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。