115話 ページ33
数日後の朝……
敦「組合を倒せる情報が手に入ったって本当ですか！」
事務所の扉を勢いよく開けて入ってきた敦。
谷崎「今 奥で作戦立案中だよ」
＿＿＿＿＿＿
敦は谷崎の指さした会議室のドアをそっと開けた
そこではお菓子を食べる乱歩と資料を見て何か考えている太宰、そして机に顔を伏せているAがいた
敦「(Aさんは寝てるのかな？)」
太宰の見ている資料は乱歩と与謝野が組合の一人、エドガー・アラン・ポオに推理遊戯に勝利し、手に入れた白鯨の資料、言葉を変えれば“組合の弱点”
太宰「凄い情報ですね値千金だ」
乱歩「好きに使え、僕は興味ない」
乱歩は資料には目もくれずお菓子を食べている
太宰「これを使って組合の背骨を一撃でへし折るとすると……潜入から爆弾？」
乱歩「はぁ？無理だろ、通信から狙撃で着水して失敗だな」
太宰「……本当だ、じゃあ特務課突入から賢治君だと？」
乱歩「無理 地上戦になって痛み分け延長戦」
太宰「あぁ……確かに、」
A「じゃあ私は？」
乱歩・太宰「ダーメ!!」
二人はｶﾞﾀﾝｯと音を立てて立ち上がった
Aは顔を机に伏せていただけで話はしっかり聞いていたらしい
太宰「Aちゃんは他に役目がある！」
乱歩「それに行ったら異能が暴走するよ！」
A「そ、そっか、」
敦「(お二人の云っていることは本当なんだろうけど、私情が含まれてる気が……)」
会話の意味が理解できない敦でもそれだけは判った
A「うーん……となると敦君か」
太宰「それが最適だろうね」
乱歩「ふぅん ま『細雪』を使えば悪くない」
太宰「ですね……では潜入手段は？」
乱歩「それこそ特務課だな」
太宰「すぐ掛かります、特務課の件はAちゃんも手伝ってくれるかい？」
A「判った」
太宰「最後は山？」
乱歩「海だ」
太宰「了解」
敦「……？？？」
会議室で繰り広げられる会話についていけない敦に太宰が資料で作った紙飛行機が当たった
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トランプの化け物(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます!!!!これからも頑張ります!! (2018年9月1日 17時) (
レス) id: 0c97056075 (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク - このシリーズめちゃめちゃ面白い!!!!!これからも読まさせていただきます!!!応援してます!!!!!(∩´∀｀)∩ｶﾞﾝﾊﾞﾚ (2018年9月1日 12時) (レス) id: 648139b792 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トランプの化け物 | 作成日時：2018年7月23日 13時
