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106話 ページ24

太宰「むぅ、流石組合の異能者、驚異的な頑丈さだ!」



と、太宰は攻撃を仕掛けてきた組合の男を品定めするような表情で中也の頭に足をかけながら見ていた


中也「踏むな!」


A「大丈夫!?」



AはQを小屋の縁に寝かせ、二人の所に駆け寄った


三人は再びラヴクラフトを見ると準備運動をするかのように、首をコキコキッと鳴らしていた


A「っ!来るよ!」


中也「如何する?」


太宰「ふっ、如何するも何も、私の異能無効化ならあんな攻撃小指の先で撃退……っ!Aちゃん!!!!」



パァァァアアン!!!!





触手の狙いはAだった、Aと中也は太宰の方を向た一瞬、敵を見ていなかった、



触手が伸びてきて、瞬時に狙いがAだと気づいた太宰はAを庇う形で触手に触れたが、無効化されず、Aと太宰は一緒に森に吹き飛んだ






吹っ飛んだAは森の木々にぶつかる衝撃を覚悟して目をギュッと瞑ったが、衝撃はほとんどなかった、恐る恐る目を開けると視界いっぱいに太宰が



A「っ!治君!!」



一緒に吹っ飛んだ太宰がAを守るように抱き締め、衝撃を全て受けていたため、Aは無傷だった



中也「おい 大丈夫か!」



中也はラヴクラフトの攻撃を避けながらこっちに走ってきた



太宰「うふ……うふふふふ」




中也「気持ち悪ィな、僕ち所が悪かったか?」



A「治君……私を庇って……」



太宰「大丈夫だよ、Aちゃん」



そう云って立ち上がり、顔を上げた太宰だが、咳をすると口から血が出ていた、



A「……」



中也「手前……深手じゃねぇか」



太宰「あの触手……実に不思議だ、異能無効化が通じない」



中也「莫迦な 有り得るのか?」



太宰「私の無効化に例外はないよ。可能性は一つしかない。あれは異能じゃないんだ」



中也「はァ……!?」

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トランプの化け物(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます!!!!これからも頑張ります!! (2018年9月1日 17時) (レス) id: 0c97056075 (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク - このシリーズめちゃめちゃ面白い!!!!!これからも読まさせていただきます!!!応援してます!!!!!(∩´∀`)∩ガンバレ (2018年9月1日 12時) (レス) id: 648139b792 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トランプの化け物 | 作成日時:2018年7月23日 13時

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