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93話 ページ11

太宰がQの人形を無効化し、人々の詛いも解け、街の崩壊が止まった、


Aはビルから降りると敦に肩を貸して地下道に降りた


敦「如何して此処が……?」


太宰「敦君が降ってくる方角をずっと探していたからね」


Aは敦を階段に座らせた


太宰「善くやったよ敦君、これでもう横浜は安全だ……と云えれば善かったのだけど」


敦「何か未だ……問題が?」


A「Qが敵の手にある限り、組合は何度でもこの大破壊を起こせる、」


太宰「唯一の対抗可能な協力者である異能特務課も活動凍結された、これ以上は……」


A「……」


敦「……太宰さん、Aさん」


A「ん?」


敦「昔読んだ古いか巻にありました

『昔、私は自分のした事に就いて後悔したことはなかった、しなかった事に就いてのみ何時も後悔を感じていた』


それにこうもありました


『頭は間違うことがあっても、血は間違わない』


__空の上で僕はある発想を得たんです。
皆からすれば論外な発想かもしれない、
でも僕にはそれが、僕の血と魂が示す
唯一の正解に思えてならないんです」


太宰「どんな着想だい?」


敦「協力者です」


敦は自分の両手を握りしめた


敦「彼等は横浜で最も強く、誰よりこの街を守りたがっています。組合と戦う協力者としてこれ以上の組織はありません」


太宰・A「………」


太宰とAの脳裏で同じ組織を思い浮かべていた


敦「その組織の名は」



敦は俯いていた顔を二人に向けた
二人に見えた敦は真剣な眼差しで答えた



敦「ポートマフィアです」







.





.




“頭は間違うことがあっても、血は間違わない”


__中島敦「光と風と夢」

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トランプの化け物(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます!!!!これからも頑張ります!! (2018年9月1日 17時) (レス) id: 0c97056075 (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク - このシリーズめちゃめちゃ面白い!!!!!これからも読まさせていただきます!!!応援してます!!!!!(∩´∀`)∩ガンバレ (2018年9月1日 12時) (レス) id: 648139b792 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トランプの化け物 | 作成日時:2018年7月23日 13時

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