強烈アポネット！ ページ26
｢ったく、なんでもありだな……幽霊相手にまともな試合が出来んのか？｣
｢ま、いーんじゃない？監督生なんて選手なのに魔法が使えないんだぜ｣
.｢それな。まじディスクが顔面とかに飛んできそうで怖いんだけど｣
ジャックを加えたいつものメンバーで談笑していると、デュースがなにやら黙って考え事をしていた。
『デュース？どーした？』
｢いや……今更なんだが、オンボロ寮にいるゴーストって3人じゃなかったか？｣
『うん』
｢あと2人で選手足りるのに3人だと1人出られないんじゃ……｣
.｢まあそこは普通にローテーションとかにすれば…｣
『あぁ、心配しなくて大丈夫。僕、教師陣の方で出るから』
そういうと、少しの沈黙の間。みんなが打ち合わせでもしたのかってくらいに揃った｢はあぁ！？｣が私を一斉に襲った。
｢そんなことできるのか！？｣
『え、知らん』
｢いやいやいや、俺らならともかくお前オンボロ寮代表だろ！？｣
エース達はこっち側で出ろと言うが、私は対戦相手が教師と言われてから何を言われようと、対戦は回避するべきだと本能が告げていた。なぜなら……
『だってさぁ！冷静に考えてみ！？相手教師陣だよ！？日頃の行いからして優しく相手してくれるわけなくない！？』
再び沈黙の間があり、特にエーデュースは渋い顔をしていた。
｢……たし、かに…………｣
｢あーー、一理あるわ………｣
｢監督生、こいつら日頃から何やってんだ……？｣
.｢聞くなジャック。聞いたらきっとお前は哀れみの目でこいつらを見るようになる｣
｢やめといた方が良さそうだな｣
.｢察しが良くて助かるよ。ただ、授業中のデュースとAに関しては、根は真面目だけど空回りしすぎて奇跡の失敗を誕生させることの方が多い。要するに可哀想な奴らだ｣
｢奇跡が何なのか気になるが、そこも聞かない方がいいか？｣
.｢察しが良くて助かるよ｣
｢じゃあエースは？｣
.｢ありゃ確信犯弁明の余地無しだ｣
｢お前俺だけに厳しすぎない？｣
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トランプの化け物(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます!!!!!┏○ﾍﾟｺｯまだまだ2章ですが、約300ページもあるものを一気読みしていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2023年1月8日 23時) (
レス) id: cf0e2ef387 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ面白くて、一話から一気読みしてしまいました！更新頑張って下さい、楽しみにしてます！ (2023年1月1日 23時) (レス) @page5 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トランプの化け物 | 作成日時：2022年12月19日 17時
