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47話 ページ6

その不気味な人形を見た一般市民達は悲鳴をあげて 開く方の扉に向かって走っていった

モンゴメリ「あっ、ただし そのドアから出たら部屋の中のことは忘れちゃうわよ?よろしくて? 」

市民達は足を止めることなく扉に向かって走っていき扉を開け この空間から出ていった。

モンゴメリ「残ったのは四人だけ?」

残ったのはA・敦・谷崎と白衣の男だった

敦は残った白衣の男に話をかけた

敦「ここは危険です逃げた方がいい」


白衣の男「女の子を捜して居るんだ
天使のように可愛い子なのだよどこかで見なかったかな」


そう言って白衣の男は一枚の写真を敦に見せた


敦「いえ……残念ながら」


白衣の男「エリスちゃんと云う名でねもう目に入れても痛くない位愛らしいのだよ!兎に角この娘とはぐれて私はもう気が気で無くって……あの扉の向こうに居るかもしれない
だから私も残るよ」


敦「……わかりました Aさん その方を…Aさん?Aさん!」


A「あ、、ご、ごめん…」


Aはこの空間に入ってからか少し動揺していた この状況にではなく この白衣の男に…


敦「Aさんはその方をお願いします」


A「う、ん……」


敦「?」


モンゴメリ「ルールは簡単よ!可愛いアンと追いかけっこをして タッチされたら皆さんの負け 捕まえる前にその鍵でドアを開ければ皆さんの勝ちよ 人質をみんなにお返しするわ
それで 参加されるのは誰?」


谷崎「二人同時でも良いのか?」



モンゴメリ「勿論! よろしくってよお遊戯はみんなの方が楽しいもの」


敦「(鬼ごっこなら……勝てる!
空間に虚像を映し出す谷崎さんの『細雪』が有れば 捕まるわけない!)」

敦はそう思っていた…始まるまでは……


モンゴメリ「準備はよろしくて?」


谷崎「ああ」


そう言って谷崎が渡された鍵を掴んだ瞬間

ガッ!


谷崎はアンに捕まったそれはもう本当に一瞬だった。


モンゴメリ「ひとりめ捕まえた☆」


敦「(…は、速過ぎる!)」


すると、ナオミたちの捕まっている方の扉が開きアンに捕まった谷崎は無数の手によってその扉に引き込まれてしまった。


谷崎「わぁあぁあああぁああああ!!!」



バタンッ



モンゴメリ「またお友達が増えちゃったわ!
嬉しいわねアン!
なあに?まだ欲しいの?それじゃあ……」



そう言ってモンゴメリは敦を見た
そして アンが敦に襲いかかってきた。

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作者名:トランプの化け物 | 作成日時:2018年5月16日 16時

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