お前ら、はよ付き合え【風丸一郎太】 (ページ42)

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40 アイスクリーム症候群ページ42

『一郎太イナズマジャパン代表入りおめでとう！！』

「ありがとう」

『陸上部だった一郎太が日本代表としてサッカーで活躍するなんて…ママ応援しちゃう』

「なんてそこで親目線になるんだよ」

『冗談だってほらケーキ食べよう！』

昨日に、一郎太を含めて世界大会に出るために選出の選抜がされた。そこで見事に代表にも入れた一郎太のお祝いをしている。

『ていうか学校で寝泊まりできるように改造するなんて凄いよね…まぁ授業ないから別にいいと思うけど』

「たくさん特訓しないとだな」

『ただ、無理はしないでよね！一流プレイヤーになるにはメリハリも大事です！』

「だな」

軽い雑談をしながら買った11ワンのアイスケーキを食べる。ヒヤッとしてて一気に-2℃ぐらい体温が下がった気がする。

「とりあえず予選突破もしないとだな
そしたら、目指せ世界だ」

『おー！！…って気が早いか世界ねぇ』

もし…日本が予選突破をしたら……

私は、応援したいけど予選突破をしたら一郎太と離れてしまう寂しいという複雑の気持ちから自然と口に運ぶアイスのスピードが速くなった。

『なんか、頭キーンとする』

「急いで食べたせいだな
とりあえずお茶淹れるから落ち着け」

彼は、私の頭を優しく撫でて学校の食堂の方へと向かって歩いていった。