お前ら、はよ付き合え【風丸一郎太】 (ページ25)

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24 逆ハーレムページ25

『えぇ！なんか3人の一郎太がいる！？』

「ちょっと、必殺技の練習を頑張りすぎたかな」
と一郎太は頭を抱えながら言う。

『超次元じゃん』と驚きながらも、強くもう1人の髪を結んでいない一郎太に強く抱きしめられた。

「なぜ、そんな弱そうなやつに構う？俺を見ろ
Aは俺とずっと一生だよな？なぁ！」
と私の目を見ながら強めの口調でいう。

「こら、そんなんじゃAが怖がるだろ」
と大人並みの背丈の一郎太がするりと私を引き寄せる。

「この頃のA懐かしいな〜うんうん」
こちらは、穏やかな口調で話し私の両頬を触る。
ただ少し、意味が分からない事を言っている…

「お前邪魔、大人だからって調子に乗るな！」

「落ち着けよ俺…
そんなんだから、世間では闇丸や鬱丸絶望太とか言われるんだよ」

「な、なんだと！！」
2人は、私の左右の腕をそれぞれ持って口喧嘩をしている。

うーん困ったなぁと思い
いつもの彼にアイコンタクトを必死に取る。

「…」
ゆっくりと彼は私たちの前に近づいてくる。
私は、希望を託し彼の言葉を待つ。

「A…
俺のこと放置した事…覚悟しろよ」
彼は、ドスの聞いた声で喋ったーーー

ピピピーーー

『は！［爽やか男前同級生も気になるが年上の先輩に告白されて付き合ったらヤンデレな彼氏でした］のドラマみてたせいで変わった夢を見た…』