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12 極上のおでん ページ12
「Aちゃん こっちで一緒に見ましょう♪」
木野先輩がニコッ微笑む。
『ありがとうございます！』
座ると、風丸先輩がこちらに気づいて目が合う。
先輩は軽く笑顔を作ってくれてすぐに試合が始まった。
試合の中で風丸先輩は、的確な指示をしながらボールを守ったりすることもあれば攻めて炎の風見鶏を打つなどして大活躍をしていた。
「よし！もう一本こい！！
次は炎の風見鶏止めてみせる！」
「貴方たちもう朝練は終わりの時間よ」
私たちの後ろからは、雷門中の生徒なら全員が知っている
夏未先輩の声が聞こえた。
確かに、着替えや片付けも含めて終わったほうがいい時間だった。
「私たちも集中し過ぎちゃったね
夏未さん、わざわざありがとう」
「べ、別にたまたま通っただけよ ほら、片付けるわよ」
『では、私も片付け手伝いますよ！
はやく終わらせましょう』
「Aちゃん 助かるよ〜」
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作者名：みずいろ | 作成日時：2023年4月24日 0時
