怒りの裏には ページ10
「エッ、エンペラーくん……」
「朝ごはんは作らなくて良い。自分の分だけ作って貰えれば良いと言ったはずだ」
「すっ、すみません……ただ、つい」
エンペラーくんは私の事を睨む。
私、どうしてこんなに調子に乗ってたんだろ。
作らなくて良い。そう言われてたのに。
どうして作っちゃったんだろう。
「全く……これで下手くそだったら、この家から出て行ってもらってたからな」
「え……ぁあ、はい。」
目の前が真っ白になった。
この家から出て行く。しかし、何れにせよそうしなければならない時が来るのだ。
私はキッチンから出ようとする。
すると、肩を掴まれる。ゴーグルくん、
「エンペラーってね、Aちゃんの事がね、大好きだって、さっき言ってた！」
「ゴーグルッ、オレはそんな事は言っていない、それに、Aだって……」
「でも、エンペラーって素直じゃないから！
だからね、心配しなくて良いんだよ！」
淡々と喋るゴーグルくん。
その文からは、エンペラーくんが私の事を……
好きなんだなって事が分かる。
自分ももちろんエンペラーくんの事は
大好き、だと思っているから。
だから、少し安心してしまうのだ。
「……ふふ」
思わず笑みが溢れる。
後ろを向けば、皆んなは私の作ったパンケーキをむしゃむしゃ食べている。
『……ったくよぉ。
自分勝手な奴らだな、イカって』
笑いながら心の奥で声が聞こえた。
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ブラックリリー(プロフ) - あー続きが気になりすぎて夜しか眠れん！(ぐがー (2018年3月11日 16時) (
レス) id: decb8c84d9 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿という名の天使(´¶`)(泣) - コメント失礼します。凄くいい作品ですね！物凄く好きです！これからどうなるかと思うと…昼寝ができない((更新頑張ってください！応援してます！ (2018年3月5日 3時) (レス) id: 68bfb945ed (このIDを非表示/違反報告)
カレン - 行き詰まってますか？ (2018年2月15日 5時) (レス) id: d97792638e (このIDを非表示/違反報告)
里葉 - はじめまして！私、この作品好きです！更新頑張ってください☆ (2018年2月4日 15時) (レス) id: f1bb6c3f64 (このIDを非表示/違反報告)
カレン - 更新まだですか？ (2018年2月3日 19時) (レス) id: d97792638e (このIDを非表示/違反報告)
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