盗人猛々しい ページ44
「はい、梅干しだ」
「わーいわーい！ありがとー！
じゃあ、何すればいい？」
「……まずはこの基地の案内をしよう。
迷子になられては困るからな、フフフ……」
エンペルトは口元を歪ませた。
ゴーグルは口の中に梅干しを入れた。
「へー、凄く凄い構造だね、わー！」
「驚いただろう？私の技術は凄いのだ。
とある人の協力によって作られたものだがな」
「ふーん」
それは、エンペラー達でしょ？
オレは心の中でそう呟いた。
「では、最初の仕事をお前に授けよう。お前はまずチームメイトを殺して来るんだ」
「えっ」
「仲間は消してしまった方がいい、だろう？
自分にまとわりついてくる人など消えるべき」
「でもっ」
「でも、だと……？
従わないのであれば今すぐ息の根を止めるが」
「わわわわっ⁉
じゃあ、トイレ行ったら、行って来ます……」
良かったぁ、案内もしてもらえて、そして、トイレの『あの部屋』が隣だったなんて。
盗むなんてしたくなかったけど……
皆んなを生き返らせる為、しょーがない！
皆んな、もうちょっと待ってて。
オレが、皆んな助けてあげるから！
オレはトイレのドアを開けて、また閉めた。
よし、これで入ったと思わせられるでしょ
その隣の部屋のドアをゆっくりと静かに開ける。そこからは異臭もした。
「ぅ、ぅぅ……くさぃ……」
初めて入った時も同じ感覚がする。
よし、ここから水を全部持っていくぞ！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ブラックリリー(プロフ) - あー続きが気になりすぎて夜しか眠れん！(ぐがー (2018年3月11日 16時) (
レス) id: decb8c84d9 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿という名の天使(´¶`)(泣) - コメント失礼します。凄くいい作品ですね！物凄く好きです！これからどうなるかと思うと…昼寝ができない((更新頑張ってください！応援してます！ (2018年3月5日 3時) (レス) id: 68bfb945ed (このIDを非表示/違反報告)
カレン - 行き詰まってますか？ (2018年2月15日 5時) (レス) id: d97792638e (このIDを非表示/違反報告)
里葉 - はじめまして！私、この作品好きです！更新頑張ってください☆ (2018年2月4日 15時) (レス) id: f1bb6c3f64 (このIDを非表示/違反報告)
カレン - 更新まだですか？ (2018年2月3日 19時) (レス) id: d97792638e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
