黄金の魔法瓶 ページ32
からん、コロン……
静かに揺らすとたぷたぷと音が鳴っている。
青銅の女は静かに口を歪ませた。
「もう、伝説の黄金の水が手に入った。
あとは、白銀の水だけだなぁ……ふふっ」
こと、と静かな音を立て瓶はその場に佇まった
青銅の女、「エンペルト」はソファに座る。
「この力を自分の為に使うしか無い。
私が支配するハイカラシティ……ふふ、ふふふ」
エンペルトが支配するハイカラシティを想像し、それに酔いしれながら彼女は眠りについた
その左側には、ナイフの刺さっているエンペラーとプリンツの写真があったのだった。
「何だとぉ⁉」
シティ全体が響く声でエンペルトは叫ぶ。
エンペリウムはお構い無く喋り続ける。
「そうだ。黄金と白銀の水だけじゃ駄目だ。
九大水者全てを揃えなければならない」
「はあ……まあ、トップクラスの黄金の水をあんなに簡単に手に入れた。他も簡単だろう」
エンペルトは拳を握り締めた。
青銅のゲソは余裕を表していた。
「そうだな。お前なら大丈夫だ。
私は九大水者を惑わし連れてこよう」
「ああ、遅かったらお前の命は無い。
分かっているなら、行ってこい」
エンペリウムは頷き、その場を離れた。
エンペルトはエンペラーの写真を見た。
「お前が金のゲソで生まれなければ良かった。
ただそれだけの事。それに、この黄金の水」
「まさか、お前のじゃないだろうな。
まあ、そうだったら尚更嬉しいがな、ふふふ」
その後エンペルトは狂った様に、
いつまでも笑い続けていた。
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ブラックリリー(プロフ) - あー続きが気になりすぎて夜しか眠れん！(ぐがー (2018年3月11日 16時) (
レス) id: decb8c84d9 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿という名の天使(´¶`)(泣) - コメント失礼します。凄くいい作品ですね！物凄く好きです！これからどうなるかと思うと…昼寝ができない((更新頑張ってください！応援してます！ (2018年3月5日 3時) (レス) id: 68bfb945ed (このIDを非表示/違反報告)
カレン - 行き詰まってますか？ (2018年2月15日 5時) (レス) id: d97792638e (このIDを非表示/違反報告)
里葉 - はじめまして！私、この作品好きです！更新頑張ってください☆ (2018年2月4日 15時) (レス) id: f1bb6c3f64 (このIDを非表示/違反報告)
カレン - 更新まだですか？ (2018年2月3日 19時) (レス) id: d97792638e (このIDを非表示/違反報告)
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