王様に愛された神様 3 (ページ9)

今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:18,176 hit

タコのパン屋ページ9

「ううぅ、ここがボス……」

私は今目の前にいる大きな怪物に襲われそうになった感じがして目眩を感じている。

「お前ら、まだボスは気づいていない。
だから、気づかれない範囲でインクを塗れ。
Aは指示と回復を頼む。」

「はい！スカルくん……！」

私以外の皆んなが黙々とインクを塗る。
すると、ゴーグルくんがくしゃみをする。

「ぶあっくしょぉぉおおぉおぉおおん‼
へっくしゅゆゆゅゆゅゅゆゆゆんんっ‼」

「うわ〜〜絶対バレたヤツ〜〜
ゴーグル、お前何やってんの〜〜馬鹿〜〜」

すると、目の前のタコ足がぬめりと動く。
そして、何処から取ってきたのか、デンチナマズをタコ足が絡め取り盗んでしまう。

「でっ、デンチナマズが！
へ、変な大きなタコ足にぃっ……！」

すると、その機会はこちらを向き、「むむむ……ぱっわ！」と言ってこちらにパンを突き出す。

幸いパンから遠くて届かなかったが、速さと大きさからして、食らったら待っているのは死。

そして、何回か私達にパンを放出したあと、パンは怒りで顔を赤くし、全てのパンが放出される。エンペラーさんが、口を開く。

「このパンにインクを塗って登れ。
登ったあと、タコ足にインクを撃ち倒す」

『それを三回繰り返すって言ったげて。
そちらの様子はお見通しだかんね〜』

ホタルさんからのアドバイスを貰った。
皆に言おうとした時、丁度全員が帰ってくる。

「たっだいま！意外と弱かったよ！
Aちゃんでも倒すの楽勝じゃん？」

「いや、そんな事無いですよアロハくん。
あ、あとこれを二回繰り返せば倒せるって、ホタルさんからの連絡がありました！」

すると、奥の方で音がした。
全員が振り向くと、今度は上の方で音がする。

「上から、何かがっ！」