王様に愛された神様 3 (ページ7)

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ホタルの手紙ページ7

『今日のバトルはお疲れ様。
やっぱり疲れたよね、分かるわ〜。
でもね、ハイカラシティが危なくなっちゃうの。ついでにあたしの姉妹のアオリちゃんも助けてほしいし。だから、頑張って！

P.S.
ブキとかの使い方が分からなかったら、エンペラーに教えてもらいな。エンペラーはね、大会を優勝しちゃうほどなんね！』

……わぁ、凄いなぁ、エンペラーさん。
私にもそう言う才能が欲しかったなあ。

私は横に置いてあったおはぎを頬張る。
とても甘くて頬が落ちそうになる。

全てを食べ終わった後、外に出て新鮮な空気をたらふく吸おうと思い外に出た。

そこには、エンペラーさん達がいた。
全員で仲良く何かの話題で盛り上がっている。

あぁ、入りにくい。
なんてタイミングが悪かったんだろう。

「あ、Aちゃんじゃん！
今ちょー面白い話題で盛り上がってるから、おいでよ！」

「ふぇ、あ、はいぃ……」

「ふむ、アロハ。先程から思っていたのだが、今Aが来たからには、ライダーの事、タコの事、話した方が良かろう」

「あ、そーだね」

ライダー？
ライダーって、あぁ。あのライダーさんか。

受信機から急に聞こえたあの声。
最初はびっくりしちゃったけれど、ゴーグルくんが知ってる人で良かった、と思う。

「A、よく聞け。
今ライダーがどうなっているのか。そして、ワガハイらがタコと戦う理由を」

「……はい」