王様に愛された神様 3 (ページ50)

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四天王の企みページ50

その夜、エンペラーの家のとある部屋でとある四天王達がとある話し合いをしていた。

「さっき、ワガハイはAに誕生日がいつかを聞いてみたんだ。それで……」

『私の誕生日は、３月３０日です。
祝うなんてされた事ありませんけどね、ふふ』

「と、笑っていたんだが。
それに、あと１週間だからな、パーティを開きたい、と思っているのだが」

アロハの顔が一気に明るくなった。
彼はパーティと言う言葉に敏感だからだ。

「やった、パーリータイム！！
Aちゃんへのプレゼントどうしよう」

アロハの横で、スカルが寝始める。
何にせよ、今は深夜だからだ。

「あ、そうだ。こうしない？
エンペラーへの嫌がらせすんの」

「ワガハイは人をからかわない主義だ。
アロハ、そんなの一人でやってろ」

「アーミーは厳しいなぁ。からかう……まぁそうなんだけど、Aちゃんとエンペラーがなんか付き合っちゃったじゃん？」

「……まあ、そうだがな。
それがどうしたと言うのだ。」

「わざと誤解させる様な事をするんだよ！
オレらとAちゃんが仲良くしてさ」

グガァァァァァァア……
時計の音とスカルのいびきが重なった。

「え〜〜Aが困るだけ、な気がするケド〜〜馬鹿じゃないの〜〜」

「ワガハイも、Aと仲良くしたいのは山々だから、まあ何とか賛成しよう」

「アンタら馬鹿じゃないの〜〜」

こうして、四天王の企みが始まった。

続編に行きます