王様に愛された神様 3 (ページ43)

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神の青龍の水ページ43

「……そうか」

オレはゆっくりと自分のブキをライダーに向ける。やんのか？って顔してる。

でもオレはそれよりも早くスプラシューターの青色、正しくは青龍の水をライダーにかける。

ライダーにダメージは与えられない。
ライダーはその場に倒れ、頭を抱える。

「ゴーグルッ、お前……はっ、オレは……イカ……だった、のか……っ？……くそ、」

やった、思い出してくれてた！
オレはライダーの前まで小走りで駆け寄る。

「オレはゴーグル！
それで、キミはライダー、ね！」

「あぁ……そうだ、そうだったな……。オレはいつの間にか、タコに囚われていた」

ライダーはため息を付いて、自分が何故タコになったかを喋り出した。

その理由はとても悲しい物だった。
悲しみに耐えきれず、判断力が弱かったと、

「そんで、オレはタコになっちまった。あんなイカ達なんか消しちまおうって思ってな」

「ライダー……。
でも、大丈夫！一緒にAちゃんを……」

「A？なんだ、それは……。
イカらしく無い名前だな。一体誰だ？」

「え？神様だよ！本当だよ、神様なの！
でもね、今はタコに囚われてて……」

そっか。タコの時の記憶も曖昧になってる！
まあ、その方がいいんじゃないかな。

「じゃあ、行こう！
DJタコワサ将軍のいる場所に！」

「おう。
オレを騙した罪はしっかりと払ってもらうぜ」