王様に愛された神様 3 (ページ41)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:18,170 hit

濃口シオカラ節ページ41

ホタルは何処から持ってきたのかは知らないが、ラジカセを出した。

そして、音楽が流れる。それはシオカラ節にとても似ているが所々違う音楽だ。

「聞けば天国……？」

「歌えば、極楽……？」

そして、アオリは頭を振りこう叫ぶ。
その目はAとよく似ていた。

「あ、アタシの居場所はココじゃない……！」

と言いジャンプをし、ホタルのいるトラックの上に見事に着地。その後、シオカラ節を歌う。

よくよく見れば、タコワサ将軍も踊り出しているでは無いか。アホらしい……。

すると、急にスカルとゴーグルが消えた。
何の前触れも無く、文字通り「急に」。

一体……どこに行ったんだ？
辺りを見回そうとも何処にもいない。

すると、目の前には一人のイカがいた。
まさかと思い、その人物を確認する。

「Aか……？」

「そ。よくここまで来たよね、憎いわ。
まあでも、そんな茶番も終わり。」

「思い出してくれっ、頼む……！」

「今すぐ、殺してあげるね、
エンペラー？」

Aの目が狂気に満ち溢れているのは、言うまでも無かった。