王様に愛された神様 3 (ページ35)

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庇うな庇うなページ35

「エンペラーッ、起きろ！！
おい、起きろッつってんだよ！！」

どれだけ揺さぶろうと、エンペラーは目を開けなかった。しかし手からは温もりを感じる。

「くっそ……。
ゴーグル、オレが後少しのタコを倒す。そうしたら、お前がタコ足を倒してくれ」

「……うん、分かった！！」

(エンペラーが怪我しちゃったのは、オレのせい……。もう梅干しは食べたくない)

「こいつ……梅干しは食べたくないとか思ってるんじゃないだろうな……(エスパー)」

そして、スカルが最後のタコを撃ち抜く。
ビバノンは落ちて来てタコ足を出す。

「さあ、行くよ〜！
喰らえ、スプラシューター！」

そして、タコ足は爆発する。
ビバノンは怒り狂い、目を真っ赤にする。

空からは新しいタコ達が現れる。
チャッと言う音と共にスカルは狙う。

「！！こいつら、避けているっ……」

バイタコプターと言うタコの種類だ。
彼らに標準を合わせた瞬間にその標準から遠くに離れると言うズルいキャラだ。

スカルの的確なショットも次々と交わしていき、ただただスカルの体力を削るだけになる。

そして、ビバノンはスピナーの様な物を体にセットする。やがてチャージは貯まる。

このままではスカルに命中してしまう。しかし、彼の体力は無い。避ける体力さえ、

それにゴーグルの位置はスカルの位置とはかけ離れていた。助かるすべはない。

ガバガバガバババババン！！

インクが解き放たれた。
そして、今はスカルの真ん前にいる。