王様に愛された神様 3 (ページ34)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:18,171 hit

長距離が有利なページ34

「タコツボビバノンか……。
あの上にあるタコを倒すのなら、楽勝だ」

「おう、頼んだ」

スカルは上に飛んでいるタコ達を容赦無くバンバン倒していく。そして、残り一人だけになると、ビバノン自体の動きが鈍くなった。

そして、最後の一人を撃ち抜く。ビバノンは地面に落ちてタコ足をぬめりと出した。

そこにオレはトドメを刺した。
ビバノンは煙を出し、怒りの表情を見せる。

やがて沢山のタコがビバノンを持ち上げる。スカルはまたビバノンにブキを向ける。

オレはゴーグルの方を向く。何やら慌てているようだ。一体何をしているのだ。

「ゴーグル？」

「あーーっ！！！
オレの梅干しが無くなっちゃったぁー！！」

「ふざけるな！！
今はそんな事を言っている場合では無い！」

すると、ビバノンはゴーグルに目を向ける。何やらビバノンは機械を持っている。

まずい、あれはハイパープレッサーと同じ様な力を持つ機械かもしれぬ！

「ゴーグルッ、逃げろ、逃げろ！！
スカルは早くタコを倒してくれ！！！」

「分かった、エンペラーも援護を頼む。
ゴーグルを押して避けさせろ！」

もう既に線が出ていると言うのにゴーグルは何にも気づいていないで梅干しを探している。

「ゴーグルッ、避けろ！！」

オレは全速力でゴーグルの元へと走る。
そして、ゴーグルを押して避けさせる。

ピチュン！！！

オレは、意識を失った。