王様に愛された神様 3 (ページ22)

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眼鏡の意味はページ22

「これをかければお前の本当の世界が見える。
これを外せば偽物の世界ーーつまり、偽りの笑顔をお前に向けているエンペラーがいる世界」

「偽りの笑顔……？」

「そうだ。本当の世界になれば、お前の存在を恨み憎む奴らがいるだけだ。」

じゃあ、私が今まで生きてた世界は？
皆んな、私を騙してたんだ。

「……この……。
サングラスは渡さない。このサングラスをかけたおかげでアオリちゃんにも会えた。」

「大丈夫。ライダートあたしハAチャンノ事絶対ニ裏切ラナイ。仲間ダヨ！」

「サングラスを付けていないと、本当の世界は見られない。それにイカはお前を裏切った」

「嘘だ……。じゃあ、絶対にサングラスは渡さない。アイツラには復讐しないとね?」

その為には動きやすい服に着替えなきゃ。
そう思い向こうに行こうとするが、

ガシッと腕を掴まれる。
振り返ればアオリさんがいた。

「何ガアッテモ、サングラスハ外サナイデ」

「……ハイ、アオリ」

そして、私は動きやすい服に着替える。
だけど、少し露出が激しいかな。

まあ、いいか。
イカ達に復讐出来るなら、何だってする。

「ワア！Aチャン似合ッテル！」

「フフ、アリガトウ。
ジャア、イカ潰シニ行キタインダケド」

すると、サングラスがぴぴっと鳴り、私の視界がぐるりと回転する。あれ……？

「始まった、イカの記憶消し」