王様に愛された神様 3 (ページ2)

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タコワサ将軍ページ2

「ギギッ、遂ニ動キヤガッタ」

「将軍様っ、どうしますか？案は２つ。
一つは、ザコタコ達に、ゆっくりとメタメタにする。二つ目は、貴方様の手でギッチリメタメタにしちゃうか！」

「マア、マダ……マダ大丈夫ダ。
オオデンチナマズはココニアル。ソレニらいだーモ送ッタ。大丈夫ダ」

「はあっ、はあっ、はあ……」

私はかなり疲れてしまった。神様だからか、ただの言い訳だが身体が動かないのだ。

タコ達は容赦無くインクを打っていく。当然インク回復は行えないし、イカ状態になれない。

ならば、どうやってインクを補充するか。
それは、エンペラーさんの口からインクを移してタンクに……と言う物だった。

それしか、方法が無かったのだ。

恥ずかしくって何回もやると私のゲソが金色になってしまい、白銀の水が使えなくなる。
その為、インクを使うのは最小限。

じゃあ、私に任せられた仕事は？
それは、ホタルさんからの命令を聞く事と、タコ達の気をそらす事と、最後に。

皆んなの体を回復する事。
かなり重要な仕事を任せられた気がする。
しっかり、頑張らなきゃね。

すると、ザザッと言う音がした。
ホタルさんからの連絡だ。聞かなければ。

「ゴーグルはいるか？」

聞こえたのは、男の人の野太い声だった。
あれ？ホタルさんからの連絡じゃない？

「あの……誰、ですか？」

「オレはライダー。お前らを手助けする為に連絡を取れるようにした。ゴーグルはいるか」

「は、はいっ、いますよ、ゴーグルくん」

そして、私は受信器をゴーグルくんに渡す。

「なあに？あ、ライダー！」

そして、少し立ったあとのゴーグルくんの顔は、どんどん青ざめていく。

「えっ……？」