18話・青 ページ21
冬ももうすぐ終わると知らせてくれる空
今日は晴天、とてもあたたかい
眠い目をこすりながら湯ぶねから顔を手ぐしで髪を乾かす
上のアホ毛は治らない
ジャージからブレザーに着替える
ま、俺の学校の制服じゃないけどね
「あ、今日会議じゃん」
とかいっても足は早まらない、あーあ、月切に怒られるやつだ
「今日はカフェでも巡ろうか」独り言を呟く
ゆっくり階段を降りてリビングに向かった
「おはよ」
「ん、おはよ」
珍しく斗羽が俺より早く起きていた
いや、今日は俺が起きるのが遅かっただけか
適当に冷蔵庫から氷の塊を取り出す、これはクッキーの生地だ
月切に食われたくないものは大体こうしてる(場所をとるので数個だけだが)
解凍するにはガスバーナーで一時間、俺で3秒かかるかかからないか
「え、何作るの?」
斗羽と俺の次に起きてきた白藍が凍りの塊を指さした
「ショコラクッキー、みんな好きでしょ?」
斗羽は大きくうなずいた
この前吐きかけるまで食ったもんな
「俺もおおおおおおおおおおおおおおおお」
「わかったから、会議の準備して来い」
騒ぐ月切を止めて解凍したクッキーを包丁で切っていく
「あ、俺今日会議パス」
「ええええっ」
一つだけきれいにラッピングしながら月切に話しかけた
今日はちょっと用事ができた
_____________________
「なんか、ここに来るのかなり久しぶり」
マスターには、「傷口をえぐるような真似はしてはいけない」
と言われてちかづくことはできなかったが
この学校に
今日は来れた
「でも、あえるわけねぇしな」
妹に迷惑ばかりかけていたこと
申し訳なくて、頭が上がらない
泣き虫で
俺の背中にしがみついて
笑っていた
「にぃちゃん?」
その声は?
「__?」
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月見ノ(プロフ) - Gingerさん» わざわざありがとうこざいます、メンバーは6人になる予定です!これからもよろしくおねがいします! (2017年7月6日 22時) (レス) id: 27b064b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
Ginger - Incredibile!Divertente!(凄い!面白い!ってことです) (2017年7月6日 15時) (レス) id: bc44d2c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よっけおる x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年7月3日 21時